唯の詠は誰が為に

序章 此の血さえも奪い尽くす

武の里と呼ばれる要人の警護などで生計を立てる部族がある、その名は「狼蘭族(ろうらんぞく)」。
その族長の一人娘、美桜が次期族長として成長する姿を描く。
姫を警護する「四武人」の凛花、紫苑、鷹臣、飛雄馬。
彼らは里で最強と謳われる四武神の弟子であり、次期四武神とされる若き才ある戦士。
母、花霞や四武人や里の者に見守られ、何事もなく育った美桜に突然の試練が訪れる。

美桜の従姉妹で、美桜とは姉妹のように育った凛花の選択。
狼蘭族一優れた技術を持つち、美桜の婿候補とまで噂された鷹臣は姫か仲間か。
ムードメーカーであり皆の精神状態を管理できる飛雄馬はどう動くのか。
その得意なスピード技術を生かし、一人だけ全てを知った紫苑の思い。

それぞれの忠誠と愛する者のため選んだ道は、後の狼蘭族に大きな影響を与えることになる。

ボイスサンプル

美桜(みお)

凛花(りんか)

紫苑(しおん)

鷹臣(たかおみ)

イラストは下記よりお借りしました。
女性
Picrew「【尼も作れる!】麦式女の子メーカー
男性
Picrew「ストイックな男メーカー